海の見える丘 (12)

この命ある限りずっと
03/10/25(Sat) 


          遠く銀河の果てに僕はいる
          ただ生きて朽ち果てるだけの存在として

          僕は星ではない
          生きている限り命の炎を燃やし続けるが
          この星に在りここに有るだけの刹那の旅人に過ぎない


          旅人は自分の足で立ち自分の足で歩き
          自らの命を燃やし自らの道をゆく

          心寒き夜は切なき想いを薪にし
          我が小さき青き炎に温もりを得
          明日への希望の火を繋ぐ


          銀河の果ての小さき星の小さき光
          それがここに有るだけの僕


          こ の 僕 の 小 さ き 光 が 数 光 年 の 時 を 経 て 君 に 届 く
          そ の 時 は も う 僕 と い う 存 在 は 朽 ち 果 て 海 に 帰 り
          新 し き 生 命 に 輪 廻 し 新 た な る 火 が 燈 り 光 り 放 つ



          君の光も僕に届く
          遥か数光年の時を経て

          君が僕の青き光を見つけた
          その同じ時に僕は君を見つけ
          時空を越えて僕と君は出逢い結ばれている


          僕と君は同じ時に生まれ
          同じ時を過ごしている

          別々のカタチで別々の星で光り
          別々に生き別々に朽ち果てるけれども
          時空を越え宇宙を超え光り結ばれている





          君と共に何時までも
          この命ある限りずっと

          遥か数光年離れた君がそこで輝くように
          そこに君がある限り僕もここに火を燈すよ

          君が道に迷わぬように願いながら



          僕は何があろうとも
          光り失わない強い意志を持って生きる

          君も光り続けてくれ

          君の命ある限り


          この星には光が必要なんだ















                            ・・「あたしも星になりたい」(こちら)byサアラさまの返詩





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