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色褪せた景色
色褪せた文字
そう見えたのは僕の目が褪せたから
光の煌きも
透き通る青い空も
全て曇りガラスを通して見ていた
海の見える丘で僕を取り戻した僕は今はいない
僕には力が無い
そう言いながら僕は自分に力を欲した
やがて僕は自分を偽り持てる力以上に自己を表現する
他者に対する見せ掛けの姿
偽りの光で其処は照らされていたのだ
僕は闇に怯えていた
闇は僕の光が偽りであることを知っている
僕は闇と戦いながら自分の光を放ち続けていた
けれど所詮偽りの光
いづれ僕は闇に敗れる
その時は其処まで来ていた
青空へ続く道で曇る君よ
僕が旅に出たのは其処から飛び出したかったからではない
知らない世界へ逃げ出したのでもない
新しい自分を探す為でもない
新しい世界を見つける為でもない
風に吹かれて自分を強くする為
闇に打ち勝つ光を得る為
僕は僕に求める
偽りでない真の光
風の丘へ向うは其れが為
僕は真の光を得るために旅に出たのだ
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