君を愛している
そう書いた途端
僕の目から涙がぼろぼろと流れ落ちた
これは悲しみの涙ではない
喜びの涙なのだ
君と同じ世に生きている
同じ世に生きて僕は君に恋をしている
君に恋をして僕は君に恋文を書いている
君と同じ世に生まれてよかった
君と同じ世に生まれたから僕は君と知り合えた
君と同じ世に生まれたから僕は君を愛せるのだ
君を恋する幸せ
君を愛する幸せ
ああなんと僕は幸せなんだろう
僕は喜びに溢れ
喜びは僕の霊魂を震わせ
僕は思わず感涙の極みに達してしまう
君を愛している
君を愛している
君を愛している
何度も何度も書いては
僕は喜びに泣き文字は涙に滲む
君が月ならば僕は君の太陽になろう
燦燦と輝く君の太陽として
君だけの僕となって
この世がある限り君を照らしていたい
僕はどこにもいかない
君と共にある
君がこの世にある限り
月の采の貴女へ
+12+
この文章には蒼い影様が返詩「恋文」をしてくださいました。
ありがとうございました。