僕・君・私・あなた   [image text 78]


04/04/18 










あなたと話すと

私は心休まるのです


懐かしい感情に包まれて

昔から知っていたかのように


気軽に


あなたに話掛けられるのです


私はあなたのような方が好きなのです








あなたが好きと言いたいのです


だがそれはどうもできそうにない


あなたには既に大切な人がいて

私はそれを知っており


そう


私はあなたに出逢うのが遅すぎた








ああ


あなたともっと

早くに出逢っていたかった


あなたと初恋をしたかった
















遠い昔

あの向日葵畑で出逢った少女は

あなただったのですか








あの日

君が好きだと言えなかったばかりに

僕は遠回りばかりして

此処までやってくるのに

こんなに時間がかかってしまった




僕の君があなたなら

私はあなたを愛している




今も昔も変わらずに

あの日あの時からずっと
















あの夏

あの海の家にいた少女は

君だったのだろうか




ラムネをラッパ飲みして

咽んだ僕を見て

くすと笑った君


笑われたのに

何故かうれしかったよ


その笑顔がたまらなく眩しくて

あの日から僕は君を

忘れたことはないんだ




あなたがあの日の君ならば

僕はあなたを愛している


あの日あの時からずっと
















手を繋ぎたかったんだ

だけど

あの時は僕も幼くて

それを言えなかったんだ




君を見つめたかったんだ

だけど

あの時は照れ臭くて

見つめられなかったんだ








それからしばらくして

ラブレターなど書いてみた

だけど

その時はもう君は

僕の前にはいなかった








あの日からずっと

君へのラブレターを心にしまい

僕は生きてきたんだ
















あなたはそんな君に似ている

僕の君

私のあなた


あなたが僕の君ならばと

どうしてそう思わないで居られよう








愛している


言えなかった言葉をあなたに伝えたい




そして


永遠に繰り返されるあの日を終わらせて


あなたと新しいページを開きたい
















−ああ−








あなたともっと早くに


出逢っていたかった


君にもっと早く出逢いたかった




私はあなたに出逢うのが遅すぎた




僕は君に出逢うのが遅すぎたのだ



















僕 ・ 君 ・ 私 ・ あなた































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★ここに綴る文章は私の趣味によるイメージ創作文であり、  
特定の人物及び私のプライベート等とは関連ありません。

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