何かが足りなくて
どんな楽しい夜にも心には
寂れた風が吹いている
たくさんの人に囲まれて
華やいで過ごしても
ふたりになれる君がいない
皆といる時は賑やかに
ひとりであることを忘れて
面白可笑しくしていても
笑った顔のひとみの奥は
心温まらず寒くて
凍えそうになっている
宴が終われば火は消えて
ひとりふたりと分かれゆき
帰り道はいつもひとり
ここに君がいてくれたらいいのに
そうしたらふたりで帰れるのに
それを思うと寂しくて
誰にも言えないことなんだけど
君しか僕の寂しさを
うめることはできないんだ
もう僕たちは二度と逢えないの
君はひとりで生きていけるの
僕はもう駄目っぽいよ
君がいてくれたらそれだけでいいのに
華やかさも賑やかさもいらないのに
一番いて欲しい君はいない
帰り道はいつもひとり
ふたりになれる君がいなくて
心に寂れた風が吹いている
ここに君がいてくれたらと想う夜
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