君の流した涙が
ここまで届いた
恋人よ
泣いているのか
哀しき波音聞こゆ夜の海
この海に呑み込まれた
無数の儚き愛
波に運ばれ
遠く彼方の深海に沈む
波音が囁き君を誘う
君よ
海に呑み込まれるな
星無き闇夜
僕の魂は青く光る
漁火のように
君よ
僕の青き光に気づけ
君がこの世にある限り
ここで命の炎を燃やしていると
僕は君に伝えた筈だ
君よ
闇を恐れるな
闇が地上の全てを飲み込んでも
僕は君に光を届ける
今宵僕は君の元へ行こう
目を閉じて
心開くんだ
闇に浮ぶ僕の青い光を
心に思い描き
そのまま真っ直ぐに想いを放て
そ の 時 一 筋 の 光 闇 貫 く
君 の 心 を 差 す よ う に
僕 は 君 の 心 に 入 り 込 む
僕 は 海 を 渡 る
夢 で は な い
今
僕は海を渡ってきた
青き光になって
ありったけの僕の愛を
君に届けるために
闇に怯える君に光を
寒さに震える君に温もりを
君の頬伝う涙に口付けし
波飛沫に濡れた君の髪を撫で
僕は朝まで君を抱いていよう
好きだ
大好きだ
君の全てが
何があろうと
想いは変わらない
恋人よ
さあもう
寂しき唄は終いなさい
僕が君のその唇にそっとキスをするから
ちょっぴり甘いキスを
闇に浮ぶ青い光
それは僕
君を抱くために
僕は青い光になって
海を渡ってやってきた
夢ではないんだ
・・「波の音」by アンジュ様 よりイメージ
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