あの日僕は君につれなく言った
しばらく旅に出ると
君は聞いた
どれ位と
僕は答えた
短くなく永くなくと
「待っていて欲しい」
・・「待っているわ」
「いつかきっと帰ってくる」
・・「貴方を信じている」
それ以上君は何も聞かず
それ以上僕は何も説かず
君は僕の前から姿を消し僕は旅に出た
あの日から僕たちは別々の道を歩いた
平行して同じ歩調で
僕が立ち止まれば
君も立ち止まり
互いに互いを遠くに見て
けれど交わることなく別々に歩いて
やがて僕は君を見失い
君は僕の心を疑って
互いに不安な夜を何度も過ごした
信じていても
確かめられない互いの想い
姿見えずひとり煩悶する日々
君は光失い
僕は君を探し
月日は流れた、、、
、、、だけど君は僕を待っていてくれたんだね
あの日の約束を守って
僕は君をもう離さない
やっと見つけたんだ
君はそこに隠れていた
こんなにも近くに
あの日と変わらず
僕はもう君を離さない
離すものか
これからは僕が君を助ける番だ
いつも一緒にいよう
逃げたってすぐに君を見つける
君を探し出す
・・ストーカーではない（苦笑
僕は君に何も望まない
今までのままそこにいてくれればいい
そこで自由に詠っていてくれ
君の歌さえ聞ければ僕はそれでいい
僕は君だけをここで見ている
君だけを見つめている
君だけに特別な歌を届ける
君を心で抱きしめて
いつもいつでも抱きしめて
ここで僕は詠うから
君はそこにいて
辛い時や寂しい時は振り返って僕を見よ
僕はここで君を見つめている
ここにいる
そう
これからの僕は
君のための僕
寂しい時は僕の胸に飛び込んでおいで
僕は君のための僕なんだから
疲れた時は僕の胸でお休み
僕は君のための僕なんだから
泣きたい時には僕の胸でお泣き
僕は君のための僕なんだから
いいか
忘れるな
君のために僕がここにいるってことを
君のために僕はここにいる
そしてもう僕は君を離さない
もう二度と
離しはしない
アイシテイル
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