吹き上がる雪風
叩きつける雨風

風の丘に吹く風は
優しい柔らかな風ばかりとは限らない

風の丘の花は其処で咲く


なんと気高い花なんだろう

僕は其の花に見惚れ涙を流す

けれど花は咲くのだ
僕の涙とは関係なしに

其処で精一杯生き花開く


誰が見るから咲くのではない
誰のために咲くのでもない

自然（じねん）のまま花開き
生きて生きて散る

風の丘に咲く花
僕は忘れない其の花の生

＋04＋

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