この雨が気持ちいいんだ
　　この冷たさが堪らないんだ
　　僕は濡れていたいんだ
　　雨に打たれていたいんだ

　　もっと強く降って欲しいんだ
　　痛いほどに強く
　　吹き飛ばされるほどに激しく
　　凍るほどに冷たく

　　僕は生きる道を見つけたんだ
　　それがこの道なんだ
　　そこに雨が降っている
　　降るならば思いっきり降って欲しいんだ


　　僕は我武者羅に歩く
　　僕は負けない
　　僕は強い意志だ
　　僕は生きるんだ

　　傘などいらないんだ
　　僕が傘だ
　　屋根などいらない
　　僕が家だ

　　風よ吹け
　　嵐になれ
　　僕を吹き飛ばしてみろ
　　僕は負けない

　　どこまでもいくんだ
　　どこまでもこの道を
　　雨だろうと嵐だろうと
　　どこまでも


　　僕は決めたんだ
　　僕は君の傘となり家になると

　　君は僕の中の小さな燭
　　僕は絶対にその火を消さない

　　消してたまるか


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