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月光
03/09/12（霞草 １３）
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満月の夜 僕は月光になって君の部屋に忍び込む 窓の隙間から すうっと密やかに 泣き疲れひとり眠る君 青く光る僕は君の全身を包み 君の身体を愛撫し 君の中へ 僕は想念でもって君を抱いた 許せ 貴方を感じながら  こころひとつに眠る夜 わけもわからずひとすじのなみだ 窓からさすひとすじのひかり 私は青い光にくるまれて 優しい温もりめまいの渦 夢のベッドでゆうべの海にとけていく 宙に舞う焔は赤くひとつ 遠のいてゆく意識にそのまま委ねて 『寝坊のワケ』 by にこ様 ＋BACK＋
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