愚かだけど馬鹿だけど
03/08/20 (有りのままに綴る 09) 


  確かに僕は愚かだ
  心の壁を厚く塗り固めていても
  一瞬の隙に心を奪われてしまう

  そしてひとたび恋に落ちたら
  また僕は一直線にその人に向かうのだ

  その人のことをいつも考えて
  その人のことをいつも想って
  その人のためにいつも詠う

  この世に同じく生きている
  その幸せを身体中に感じて
  満面の笑顔でもって生きて行く

  その人のことで悩み
  その人のことで苦しみ
  その人のことで悲しみ

  この世に同じく生きている
  その切なさを身体中に感じて
  辛さに顔を歪めて生きて行く


  愚かだけど
  馬鹿だけど

  幸せな奴だね
  こういう奴って

  愛しいよね

  そう
  僕はこんな自分を愛しいと思うよ

  いくつになっても
  馬鹿だなと思いつつも

  こんな自分を愛しいと思うよ


  自分を愛せない人は人を愛することはできないからね


+09+

  この文章は砂漠のサアラ様の「 恋する人々」への返詩文です。
  さらにサアラ様が返詩 ダイスキ」をしてくださいました。
  ありがとうございました。
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