春に桜の花びらが 敷き詰められたその道は 夏の日差しに熱く燃え 赤く染まりて秋更けて 今枯葉色に敷き詰められて 冬を前に振り返れば 遥かに夏の夢の跡 思い出の日々は今はもう 過ぎ去った景色の中に 埋もれて見ることもない 愛して過ごした夏の日々 すべては思い出色に染められて とり残された今の僕には 変わりなく愛するこの今を 君に伝える色がない 真っ白な心を染める 新しい色を探し求めて 再び歩み始めよう冬の道 見渡す限り白い世界 その先に求める色がきっとある 今終わり今始まる 新しい僕の物語