微かに君の香り残る 脱ぎ捨てた蒼いシャツを抱き 過ぎた夢の痕を 思い追い掛けて 夏の青空を思い出す 光煌いて駆ける夏 輝いて眩しい海 ときめいて抱きしめる風 どこまでも青い空 どこからか入道雲 君を愛するほどに 寂しくて切なくなるのは 夏の盛りに蝉時雨を聴き 暮れゆく夏の終わりを 思い出してしまうからなのだろう 君よ 君よ 君よ 終わらない夏を求めて 僕は旅に出たい 君よ 君よ 君よ 君を攫って 僕は旅立ちたい 終わらない夏を求めて