離れて旅をして
僕は大切なもの
思い出しました
あなたの優しさ
あなたの心遣い
あなたの思いやり
僕は愚かでした
前ばかり見て気ばかり焦って
周りを見る余裕がありませんでした
いつも傍らにいてくれた
あなたの存在さえも
見えなくなっていました
あなたは僕の後ろにいつもいて
僕を支えてくれていました
僕を励ましてくれていました
こんな僕を愛してくれていました
身も心もすべて捧げて
あなたは僕を愛してくれていました
「どうしてこんなに貴方を好きになってしまったんだろう」
「もう嫌って言うほど考えるのは貴方のことばかりなのよ」
「貴方のためなら何でもしたいのよ貴方のために生きていたいの」
正直な君は僕によくそんなことを言ったよね
僕はただ笑うだけで君の気持ちに答えることをしなかった
君を受け止めて抱き締めることを憚っていたんだ
何かにつけ僕のことを構う君が僕は少しばかり疎ましく思って
自分がどれ位君に頼っているかも気付かずに
君が傷つくような言葉も平気に言ってしまった
「こんな男のどこがいいんだい」
「僕は君に相応しくない男だよ」
「僕は旅に出る僕のことは忘れてくれ」
思えばそれもあなたがいてくれたから
あなただから言えた僕の我侭
どんなにあなたは苦しんだろう
どんなにあなたは悲しんだろう
どんなにあなたは泣いただろう
こ ん な 僕 で す ま な か っ た
僕はあなたがいなくては駄目なんだと
離れて旅してよくわかりました
あなたがいてくれた日々
なんて僕は幸せだったんだろう
あなたを愛しています
心からあなたを愛しています
今更そんなこと言ったって
僕を受け入れて貰えるはずもありませんが
僕はあなたに伝えたい
あなたを愛しています
心からあなたを愛しています
あなたの心が戻らなくても
僕はあなたを愛して生きてゆく
無償の愛をもってあなたを愛するよ
あなたを愛しています
心からあなたを愛しています
身も心もあなたに捧げて
僕はあなたを愛して生きていく
すべて詫びて頭を下げてあなたへ届けます
あなたへの想い
愛するあなたへ