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・・・ 『哀しい七夕の夜』(8-5)(純雪love story 2004七夕企画) ・・・ 馬鹿だと。 もう、いい加減頭にくるな。 ったく。 だが。 あいつもあいつなりに考えている。 それに引き換え俺は何だ。 始めから逢えないものと決め付けて。 確かに。 俺は馬鹿かもな。 あー。畜生。 さて、どうする。 僕はミラノ行きのチケットを先ず買いに行く。 だけど、そんなに急に、 思うような便をリザーブできるわけがなくて。 結局、キャンセル待ち。 これじゃぁ、ユキに連絡もできない。 ・・ そうこうするうちに、七夕まであと三日。 ユキからは連絡もなく。 電話をしても出ず。 メールをしても返事はない。 正直に言えば。 僕はずるい考えを持っていた。 この際、仕方がない。 ユキが来るって言ってんだから、 来てもらおう。 どうにも今からじゃ僕が行くのは無理だ。 だけど、俺なりの意地もある。 出来るだけのことをして。 それからユキに来てもらおうなんて。 ああ。 なんて俺はずるい奴なんだ。
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